モノ同士が自動的に情報をやり取りするIoTは、利便性とともに悪意ある第三者によって、脆弱性が狙われてハッキングされるリスクがあります。IoT機器のいずれもコンパクトなので1台1台でそれほどの力を発揮しませんが、数百台や数千台が不正に操作されると強度のハッキング能力を持つため、土台にされて他のデバイスへの不正アクセスへのツール化される可能性も否定しきれません。IoT機器を安全に使用するにはセキュリティ対策が必須、いくつかの留意すべきポイントを抑えておくことが求められます。IoTセキュリティを購入する際には、ブランドやメーカーをチェックしましょう。
国家ぐるみでハッキングされる可能性もあるため、可能な限り日本製を中心に検討するのがよいです。また問い合わせ窓口やサポートの連絡先のない機器は、よくありません。購入時は初期設定になっているため、必ずIDとパスワードを独自に設定してから使用しましょう。定期的に機器のアップデートを常に行い、使用しないデバイスの電源を切ります。
もちろんですが、アップデートが切れた機器は順次交換する、また廃棄する場合はデーターを初期あるいは初期化するのが、セキュリティ対策の基本になります。物流や交通、医療や製造まで幅広い普及が見込まれるIoTは、モノとモノをつなぐことから高い利便性を期待されていますが、同時にリスクも生じます。しかしセキュリティ対策をしておけば、悪意ある攻撃による乗っ取りや悪用を阻止できます。